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探偵事務所との契約で使える必殺技『クーリング・オフ制度』

探偵事務所との契約で使える必殺技『クーリング・オフ制度』

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これから探偵事務所との面談をお考えの方に、必殺技をお教えします。

その必殺技とは

探偵事務所以外の場所で面談する

「え〜!」と思われた方も多かったはずです。

色々な探偵事務所のWEBサイトには、「探偵事務所に直接行って面談しよう」と記載されている所が多く、その理由は「事務所を設けていないのは悪徳探偵事務所だから。」とのこと。

確かに事務所が無ければ探偵業の届出をしていないことになるので、悪徳と同時に潜り業者。

そんな業者に依頼してはいけないのは当たり前の話です。

目次

探偵事務所で面談したがる理由

この「探偵事務所に直接行って面談する」の記事は、特に大手といわれる探偵社や大手探偵社を宣伝するアフィリエイターのWEBサイト内に目立ちます。

これには4つの戦略が隠れています。

  • 大手は多くの支店を構えているので、自宅近くの探偵事務所を探している方に対して有利に働く
  • 綺麗で大きな事務所は安心できると思い込んでいる方に対して有利に働く
  • 事務所で面談すれば、その場の雰囲気・情報操作・話術などにより契約に持ち込める確率が上がる
  • 事務所で面談すれば、クーリング・オフ対象外となる

探偵事務所とのトラブルの中で多いものの一つに『解約』があります。

「探偵事務所での面談で、営業話術やその場の雰囲気で契約してしまった。しかし冷静に考えたら、想像をはるかに超える金額で疑問な部分も多いため解約したいが、多額の違約金を払わなければならない。」というケース。

この様な後悔をしないためには、『探偵事務所以外の場所で面談する』ことが一番なんです。

それは、探偵事務所以外の場所で契約するとクーリング・オフの対象になるからです。

クーリング・オフ

クーリング・オフとは、探偵事務所との取引は「訪問販売」になるため、探偵事務所や依頼者宅以外の場所で契約の申し込みや契約の締結をした場合は、契約した日から8日間以内であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除できる制度。

探偵事務所の視点からすれば、調査を実施して何も問題がなくても、契約から8日間以内であれば解約できてしまうので、8日が過ぎないと調査実施できません。

探偵事務所はこの「契約〜8日」に依頼者の気が変わることを非常に恐れています。

そのため、探偵事務所での面談を行い、その場で契約に持ち込んで、クーリング・オフの対象から外れたいのです。

理想の契約とは

一番理想とされるのは、信頼できると判断した探偵事務所と契約することです。

そのためにも、一社で決めてしまうのではなく、優良と思われる2〜3社をピックアップします。

優良探偵事務所を見つけるには下記カテゴリー内の記事を参考にしてください。

それぞれ面談をしてその場で契約するのではなく、一旦見積もりなどを持ち帰り、じっくりと慎重に依頼する探偵事務所を決める覚悟をすることです。

パートナーの不倫・浮気で精神的に追い詰められ、ゆっくりなんてしていられないのは分かります。

しかし、悪徳・悪質探偵事務所にだまされると、とんでもなく苦しい思いをすることは間違いありません。

なるべく早く契約したいのであれば、面談時に契約書など(重要事項説明書・調査委任契約書・調査結果の利用目的確認書)をもらってきて、契約する探偵事務所を決めたら書面に記入捺印して、ご依頼者控え以外を探偵事務所に郵送すれば大丈夫です。

これら「面談時に契約しない」や「契約書などを持ち帰る」ことは、悪徳・悪質探偵事務所は非常に嫌います。

ビックリするほど抵抗するでしょう。

それは、他社と比較検討されてしまい、間違い無く悪徳・悪質探偵事務所は勝てないからです。

でも、面談に来た探偵事務所スタッフの抵抗の仕方や表情などを観察し、悪徳・悪質探偵事務所であるかの確認ができるので、この作業は有益な行動かもしれません。

クーリング・オフの手続き方法

事務所以外の場所(喫茶店やカラオケボックスなど)で契約してしまったが、やはり辞めたい場合はクーリング・オフの手続きを行いましょう。

正しく記載された契約書を受け取ってから8日間は無条件で解約できます。

もしも探偵事務所やあなたの自宅以外で契約し、口頭や書面で「クーリング・オフはできない」といった特約があったとしても、それは無効ですのでご安心ください。

クーリング・オフは書面によるほか、電磁的記録(電子メールのほか、USBメモリ等の記録媒体や事業者が自社のウェブサイトに設けるクーリング・オフ専用フォーム等)でも通知を行うことが可能。FAXでのクーリング・オフも可能です。

クーリング・オフの書面等には、『契約年月日・契約者名・契約者住所・探偵事務所名・担当者名・購入商品名・契約金額・クーリング・オフの通知日』を記載します。

詳しくは「国民生活センター クーリング・オフのページ」をご覧ください。

最終結論

一番大切なのは、本当に信頼できると思った探偵事務所と契約することです。

すなわち、契約前の優良探偵事務所を探す段階が重要ということです。

そして下記以外の方は、『探偵事務所以外の場所で契約してクーリングオフ制度を活用すること』が必殺技となります。

  • 本当に信頼できる探偵事務所
  • 絶対に契約することを拒むことができる意志の強い方
  • 下調べを入念に行い、どんなに高額でもその探偵事務所と契約すると決意されている方

※探偵事務所以外の場所は周囲から話が聞かれないカラオケボックスがおすすめ。

もしも、事務所以外での面談ができないという所があれば、そことは面談しない方が良いと思います。

事務所以外で面談する場合で心配の方は、その探偵事務所が探偵業の届出をされているかを、管轄の県警にお問い合わせを。

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この記事を書いた人

1997年開業のR1探偵事務所 代表
浮気調査専門で探偵歴34年です。

1984~1989年
大手探偵社で行動調査に従事

1989~1992年
探偵事務所を個人経営し大手探偵社の下請け

1992~1997年
一旦探偵業界を離れ、普通の会社に就職し営業職に就く
結婚して長男誕生

1997年〜現在
行動調査専門で開業することを決断し、探偵業に復帰
復帰して24年以上が経ち、現在は猫2匹のしもべです

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