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探偵道具を10個紹介【今と昔の浮気調査の探偵道具を比較】

探偵道具

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『探偵の七つ道具』といえば有名な言葉ですが、実際の探偵の道具は7つ以上あります。

私は34年もの長い間、行動調査(尾行、張り込み、撮影)専門の探偵として活動してきました。

年月が経過していく中で、少しずつ道具も変化してきました。

この記事では、浮気調査で使用する現在の探偵道具の説明と、昔はどのような道具を使っていたかを解説していきます。

目次

探偵道具①『カメラについて』

探偵にとってなくてはならない道具、カメラ。

カメラにも色々と種類があります。

1つずつ解説していきます。

デジタルカメラ

【現代】

少し前までは重宝していたデジタルカメラ。

デジカメは大量に撮影ができるので、探偵にとってはありがたい道具の1つでした。

しかし、今ではスマホで撮影する探偵も多くなりました。

今のスマホカメラは画像も綺麗だし、多少暗くても明るく映ります。

写真を撮るときに「パシャッ」と音がしますが、これは日本と韓国ぐらいです。

外国製のスマホを買うか、音がしないアプリを使えば対象者に気づかれる心配はありません。

現在では、デジカメ、スマホカメラ、デジタルビデオカメラなどで常に調査映像を撮影しています。

もちろん、どれも撮影日時がしっかり記録されているので、いつの間にかメモ帳を使う探偵が少なくなりました。

【昔】

昔はコンパクトカメラを使っていましたが、デジカメと違い、ちゃんと撮影されているかの確認ができません。

写真屋さんにプリントを頼むと、写真として使えないものもプリントされてくる場合があるので、無駄な出費が発生していました。

はじめに現像を頼み、ネガを確認した後にプリントしてもらうこともできましたが、時間がかかってしまうのが欠点でした。

デジタルビデオカメラ

【現代】

私は探偵業界を5年ほど辞めていた時期があります。

その後、私が探偵業界に戻った最初の現場で、みんなデジタルビデオカメラを使っているではありませんか。

撮影された夜の画像を見て、肉眼よりも明るく映っていることにビックリしたのを覚えています。

デジタルビデオカメラが登場した当初でもそのように感じたのですが、現在ではもっと進化しているにも関わらず、あまり売れないせいか新商品が出なくなっていることが残念です。

今でも、浮気相手と接触するなどの重要なところは、デジタルビデオカメラを使用しています。

また、対象者達が建物から出てくるところは、車のヘッドレストにデジタルビデオカメラを固定し、撮りっぱなしで撮影しています。

それは、出てきた瞬間も映像に残せるからです。

カメラを固定して撮影
カメラを固定して撮影2

カメラを目立たせない工夫は、カメラ本体は黒色を購入し、本体の文字などの黒以外の部分は黒色テープを貼っています。(車内で使うデジタルビデオカメラは、テープは貼っていません。)

また、ヘッドレストに固定する場合は、カメラに黒色のタオルをかけて見えないようにしています。

もう少し時間が経てば、スマホで遠距離の動画を撮影することが当たり前になるでしょう。

一眼レフカメラ

【昔】

昔はデジタルビデオカメラがなかったので、遠距離の撮影は一眼レフカメラを使用していました。

これも、コンパクトカメラと同様に、写り具合の確認ができないため無駄な出費がありました。

【現代】

ホテルの部屋から一眼レフで撮影
ホテルの部屋から一眼レフカメラで撮影
ホテルの部屋からデジタルビデオで撮影
ホテルの部屋からビデオカメラで撮影
ホテルのトイレからデジタルビデオで撮影
ホテルのトイレからビデオカメラで撮影

現在でも一眼レフカメラは使っていますが、昔とは使い方がかなり違います。

暗い所が物凄く明るく、しかも動画撮影もできるので、夜の暗い場所での撮影は威力を発揮します。

弊社では、ラブホテルの室内の窓に一眼レフカメラ(ビデオカメラ)を三脚で固定し、対象者達が車に乗車するところをよく撮影しています。

小型スパイカメラ

【現代】

現在は、ネットや秋葉原などで、小型のスパイカメラが売られています。

Wi-Fiで動画を飛ばせるカメラは、張り込み場所が悪い状況で威力を発揮します。

探偵は離れたところからでも、張り込み場所を監視できるということです。

また、カメラには見えないメガネ型やボールペン型の隠し撮りカメラもあります。

探偵としては、そのようなスパイカメラを使いたくてウズウズするところですが、まだ低品質のものも多く、買っては失敗を繰り返す探偵も多いです。

カメラ4

上記のカメラは、Wi-Fiで映像を飛ばせる監視用カメラですが、画像が良ければ文句は無いのだけれど…

スマホのカメラ

【現代】

デジタルカメラの項目でも出てきたスマホカメラ。

現在は誰でもスマホを持っているので、自然な形で撮影ができ、探偵にとってはありがたいカメラ。

私は『iPhone』を使用していますが、『Apple Watch』を利用して良い映像が撮影できるようになりました。

カバンの横ポケットに、カメラレンズが隠れないように『iPhone』を忍ばせて、後ろ向きに設定し動画を起動。それを『Apple Watch』の画面に映し出し撮影します。

これを静止画にして報告書に貼り付けると、必ず弁護士に「よくこんな凄い写真が撮れますね?」と言われます。

探偵が使用するデジカメが消えつつありますが、ビデオカメラも同じ運命を辿るのも、そう先の話では無いかもしれません。

それ以外のカメラ

現在では色々なカメラが出ています。

アクションカメラ、ジンバルカメラ、ドローンカメラなど。

探偵はそれらのカメラを、どのように調査に使うか常に考えています。

今は使っていないカメラの写真を掲載しておきます。

カメラ3
カメラ1
カメラ2
  • 一時期、探偵業界で一世風靡したシャープのビデオカメラで、まだ記録媒体が『Mini DV』の時代。有線ではあるが液晶モニターが外れて、モニターを見ながら撮影できた。当時のシャープは面白いものを作っていたね。
  • 暗い所に強いレンズで、ビデオカメラに付けて使っていた。これを購入してしばらくして、ソニーの『α7s』が出たのであまり使っていない。
  • 暗い所にめっぽう強いデジタルカメラ。望遠機能が付いていないので、あまり使っていない。買って満足してしまった。

探偵道具②『調査車両について』

私は、対象者が完全な徒歩移動でも、調査車両は必要であると考えています。

その理由は、タクシー利用や不倫・浮気相手の車両対策もありますが、不倫・浮気調査の成功率を高める為のものでもあります。

詳しくお話しします。

警戒されてはいけない張り込み

張り込みは、調査対象者はもちろん、近隣住民などから警戒されないことが非常に重要です。

最近は凶悪な事件が多いことから、不審者などを注意する意識が高く、「少しの時間張り込んだだけでも警察に通報されてしまう。」と嘆く探偵も多くなりました。

公安委員会に探偵業の届出をしている探偵事務所であれば、警察官に正直に話をすれば問題にはなりませんが、「場所を移動してください。」と言われてしまいます。

多くの張り込み場所があれば良いのですが、なかなか都合良くはいかないものです。

つまり、近隣住民などから警戒されてしまうと、張り込みが非常に難しくなるということです。

この神経を使う張り込みは、不倫・浮気調査の実施時間の大部分を占めることを、一般の方はあまり知りません。

張り込みに必要な調査車両

張り込みという作業は、張り込み場所の状況や調査目的などから、やり方が変わります。

駅周辺の繁華街などでは、調査車両での張り込みが困難な反面、人の数が多いため、立ち張りをしていても警戒されにくいです。

しかし、閑静な住宅街などでは、立ち張りは非常に目立ち、調査車両での張り込みがベストとなることが多くなります。(住宅街でも調査車両での張り込みが困難な場合もある)

不倫・浮気調査の場合、不倫・浮気相手と繁華街で遊ぶのか、閑静な住宅街の不倫・浮気相手宅に行くのか予想ができません。

だから、調査対象者の行動が完全な徒歩の場合でも、調査車両は用意する必要があるのです。

調査員の体力温存と集中力の維持

調査車両での張り込みをすることにより、不倫・浮気調査の成功率を高める最大の理由がもう一つあります。

それは、調査員の体力温存と尾行による集中力の維持。

いくらプロの探偵とはいえ、立ち張りはたいへん疲労を伴います。

探偵の中には、体力と根性で立ち張りをする人、させる人がいますが(自分でしている人はまだ良いが・・・)、無理して立ち張りすることは疑問を感じます。

張り込みで重要なことは、いかに調査対象者や近隣住民などから警戒されずに、見落とすことなく、出てくる対象者を確認するか、又は不貞の証拠を収集するかではないでしょうか。

私は常に、『極力楽な状態』で『できる限り目立たず』に張り込むかを考えています。

そのため弊社では、可能な限り調査車両での張り込みを行い、調査員の体力温存と集中力の維持に努めています。

そうすれば、異性との接触時やラブホテルへの入店時といった、不倫・浮気調査にとって重要な場面で、最適な判断や行動ができるものと考えます。

調査車両を目立たせない工夫

車の色はシルバー系

弊社では、調査のスタイルからワンボックスカーを使用しています。

色はもっぱらシルバー系です。

日本で走っている車は、ほとんどが綺麗にされています。

そのため、調査車両も日頃から綺麗にすることを心がけていますが、忙しい時は洗車ができないこともあります。

そのため、汚れていてもあまり目立たないシルバー系にしているのです。

ナンバーはもちろん『希望番号(ナンバー)制度』を利用して、自分が覚えやすく他人からは覚えにくい番号にしています。

【昔】

昔と今の車の違いはミッションでしょうか。

私が探偵になった当時は、オートマ車は非常に少なかったです。

もちろん調査車両はマニュアル車。

マニュアル車は車両無線を使う時にやりづらく、コードの付いたマイクを、周りから見えないように膝の上あたりに持ってきて話します。

こちらが話していない時は、マイクを股の間に挟んでハンドルを握っていました。

途中からギヤの部分にスイッチが付き、それをONにするだけで会話ができる調査車両に乗ったので楽だったのを覚えています。

探偵道具③『ナビゲーションについて』

これは、昔から探偵をしている人にとっては夢のような道具です。

いつも知っている道を走る訳ではないので、調査の行き帰りはもちろん、調査中でも浮気相手宅などの重要拠点を設定しておけば、スムーズに走行することができます。

【昔】

昔は関東圏内の各都県の地図を、調査車両の中に置いていました。

運転手以外に調査員が乗っていれば、その人がナビゲーターとなるので問題はありません。

しかし、運転手一人だと自分で地図を見なければならず、特に夜は大変でした。

出張に行くと最初に本屋さんに行き、その土地の地図を買うのが定例でした。

探偵道具④『ETCについて』

ETCの登場で、現場への行き帰りが楽になりました。

弊社では高速道路をよく利用しますが、その証拠に8年間で8回も飛び石が原因でフロントガラスが割れました。

「いつも180km位のスピードで走ってるんじゃないの?」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

フロントガラスが垂直に近いワンボックスが原因の可能性が高いですが、1年に1回は多いですね。

ETCがあることにより尾行で助かることもあります。

ある程度交通量が多い高速道路を尾行中にゲートが多い料金所に差し掛かった時、現金払いだと対象車両の直ぐ後ろを走行していても、こちらが料金を払う間に多少の距離が開いてしまいます。

それが原因で、対象車両と調査車両の間に車が数台入ってしまい、見失うことも稀にありました。

今ではETCのおかげで、そのような心配はなくなりました。

探偵道具⑤『GPS端末』

令和3年8月26日にストーカー法が改正され、GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等の規制が強化されました。

詳しくは、警視庁の『ストーカー規制法が改正されました!』をご覧ください。

これにより探偵自身はGPSを使用できなくなりました。

GPSをうまく利用すれば良い浮気調査ができたのですが、これでは成功率が低下し昔に逆戻りです。

非常に残念です。

【昔】

昔はGPSなるものは世に出ていなかったので、音を発信する発信機を利用していました。

発信機から直接音が出るのではなく、発信機の電波を受信機で受け止めて、受信機から音が出る仕様でした。

その発信機を対象車両に取り付け、受信機を調査車両に載せます。

対象車両に近づくと受信機の音が大きくなるというものです。

しかし、電波の届く距離に制限があり、あまり離れてしまうと何処に行ったか分からなくなります。

かなり遠くまで電波が届く機械もあったのですが、その分電池も多く必要なので、発信機自体が弁当箱位に大きいものでした。

私ではありませんが、その大型発信機を使用した探偵が、発信機が車の底に付いているのが見つかってしまい「爆弾が仕掛けられている!」と大騒ぎになったそうです。

探偵道具⑥『自転車』

折り畳み自転車を2台積んでいる調査車両

弊社の調査車両には、『折り畳み電動自転車』と『折り畳み小型自転車』の2台が積まれています。

『折り畳み電動自転車』は尾行用。

『折り畳み小型自転車』はWi-Fi小型カメラ装着用です。

このためにワンボックスカーを利用しているのも1つの理由です。

女性探偵グミにとっては、電動自転車は非常にありがたい道具です。

出勤の為、最寄り駅まで自転車を利用し、そこから電車で移動する対象者。

女性探偵グミが電動自転車で尾行するのですが、電動ではなかった頃は「自転車尾行は大変です。」と言っていたグミも、今では「楽しい!」と言っています。

私は、対象者が利用している駐輪場近くに置かれている弊社の電動自転車を、せっせと回収するというのがいつもの光景。

実際にあった話です。

まだ電動自転車がない頃のある日の朝、自転車を見えるところに置いて調査車両内で張り込みしていました。

すると駅方面に歩いて向かう若いサラリーマン風の男が近づいてきます。

その男は、いきなり無表情で弊社の自転車にまたがるではありませんか。

私は直ぐに降りて、「それ、俺のだよ。」と言ったら「すみません。」と言って立ち去りました。

も〜っ!油断も隙もあったもんじゃない。

探偵道具⑦『パソコン』

パソコンが普及する前は、報告書はワープロで打っていた…

というよりも、妻に打ってもらっていました。

パソコンが普及してきて、ホームページなるもので自社を宣伝できることを知った私は「これだ!」と思いました。

直ぐに妻に「パソコンを買いたい。」と相談したところ、「ワープロも打てないのに無理!」と即決。

しかし、妻をなんとか説得してパソコンを購入しました。

そこから独自に勉強して『ホームページビルダー』でホームページを幾つも作りましたが、素人臭い恥ずかしいものばかりでした。

業者さんに作ってもらったサイトもありますが、今ご覧いただいているサイトはWordPressを使って私が作っています。

ホームページ作り以外にも色々なことができるパソコン。

もちろん報告書も打てるようになりましたが、今は女性探偵グミに作ってもらっていますので、私は楽をさせてもらっています。

下記がパソコン関連で、私にとって無くてはならないものです。

・Googleマップ(ストリートビュー)

・Googleアース

・クラウド会計

・検索エンジン(私はもっぱらGoogle Chrome)

・Googleドライブ

・写真アプリ

・検索順位チェックツールGRC

・サーチコンソール(GA4はよく分かりません)

これら以外にも、まだまだ一杯ありそうです。

本当に時代は変わりましたね。

ちなみに私はマック派ですが、恥ずかしくてMacBookを持って『スタバ』には行けません。

探偵道具⑧「スマホ」

これは皆さんも同じだと思いますが、探偵にとっても無くてはならない魔法の道具です。

メールやLINEも、仕事やプライベートにかかわらず重宝しています。

スマホに関しての説明は必要なさそうなので省きますが、昔の状況と比べてみます。

【昔】

電話

携帯電話から始まった無線通信による電話機。

これが無い昔は、公衆電話を利用するために並ぶこともありました。

大手探偵社に勤めていた若い頃、ポケットベルを持たされて、それが鳴ると会社に電話するという流れ。

その内容は、ほとんどが翌日の調査現場への出発時間の連絡です。

若い頃はいっぱい寝たいのに、必ず早朝出発…

それが原因で、ポケットベル恐怖症になりました。

「あれ?何処からかポケットベルの音が鳴ってない?」

何処からともなくポケットベルの音が聞こえるのです。

徒歩尾行の調査員同士の連絡方法も変わりました。

今では通話を繋げっぱなしにして、小さなイヤホンを耳に入れるだけです。

昔は無線機を使っていましたが、徒歩の時の無線機が大きいのです。

当時もイヤフォンはありましたが、話す時には無線機に口を近づけてボタンを押して会話しなければなりません。

その大きな無線機をジャケットの内ポケットに入れたまま、口を近づけて会話していました。

すると、近くを歩いていた女性が顔を引き攣らせながら逃げていったのを覚えています。

地図

今は地図アプリも豊富で、カーナビのように行きたいところまで道案内までしてくれます。

昔は徒歩・電車移動の時は、目的時の都県の小さな地図をポケットに忍ばせて動いていました。

探偵道具⑨『交通系ICカード』

【現代】

私はSuicaを利用しています。

今ではほとんどの駅で使用できますし、JR以外の私鉄や東京メトロ、バスでも使えますね。

問題は新幹線です。

Suicaで新幹線に乗れる「タッチでGo!新幹線」もありますが、今はまだJR東日本管内の新幹線しか利用できません。

早く全ての新幹線で利用できるようにしてほしいですね。

対象者が定期券利用で、改札を通過し駅構内に入ったが直ぐに構内から出てしまう場合、2021 年 3 月 12日以前は探偵は有人改札で精算しなければならず、見失う可能性がありました。

しかし、2021 年 3 月 13 日から「タッチでエキナカ」が開始され、構内に入って直ぐに自動改札から出ても自動的に入場代が引かれるようになりました。

ただし、入場の改札を通過してから2時間以上経つと、同じ駅の自動改札は使用できなくなり、有人改札で精算しなければならないので注意が必要です。

【昔】

私が探偵になり始めた頃は、多くの有人改札が存在していました。

駅員が改札鋏をリズムよくパチパチと音を立てながら、入場する乗客の切符に切れ込みを入れていました。

構内から出る時は、駅員に切符を渡していました。

対象者が切符を購入するときに、その料金が見えれば同じ料金の切符を買えば問題ありません。

しかし、それができなかったり、定期券を利用している場合は、探偵は最短距離の切符を購入していました。

そして、改札を出るときは、切符と一緒に五百円札か千円札を渡して、お釣りをもらわずに尾行したものです。

ここでお金が出てきたので、昔の尾行時のお金についてお話しします。

急な電話をしたり、電車の切符を買うために、探偵は小銭を常に用意していました。

一々財布を出す暇が無い時もあるので、ズボンのポケットに忍ばせていました。

そうすると、夜の閑静な住宅街での徒歩尾行時は、ポケットの小銭がジャラジャラと音がしてしまいます。

それを防ぐために、ポケットに手を突っ込んで、小銭を握りしめて尾行していました。

懐かしい話です。

探偵道具⑩『マスク』

コロナの影響で、日本に限らず世界でマスクを着けるようになりました。

今では色々なカラーのマスクがありますが、まだ白色マスクを着ける方が多いようです。

ですから探偵も白色マスクを着けます。

それは、なるべく目立たないようにするためです。

みんなが面白マスクをつけるようになれば、もちろん探偵も面白マスクの着用者になります。

浮気調査のマスク着用での厄介ごとは、マスクを外さなければ浮気相手の顔が撮影できないことです。

だから今の探偵は、浮気相手と接触後の飲食時が、重要な時間帯になりました。

飲食時以外では、タバコを吸うときや車に乗った時がチャンスです。

マスクの女の子

最後に

今回の記事は、懐かしさもあり一気に書き上げることができました。

そのため、書けていない探偵道具があるかもしれませんので、思い出したらリライトしたいと思います。

昔のことは特に、私のようなジジイ探偵しか書けなかったこともあると思いますので、楽しく読んでいただけたら嬉しいです。

これを読んで「直ぐにでも浮気調査を依頼したい!」と思ってくださる方はいないと思いますが、もしもの事を考えてメールフォームのリンクを記しておきます。

簡単な質問でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

1997年開業のR1探偵事務所 代表
浮気調査専門で探偵歴34年です。

1984~1989年
大手探偵社で行動調査に従事

1989~1992年
探偵事務所を個人経営し大手探偵社の下請け

1992~1997年
一旦探偵業界を離れ、普通の会社に就職し営業職に就く
結婚して長男誕生

1997年〜現在
行動調査専門で開業することを決断し、探偵業に復帰
復帰して24年以上が経ち、現在は猫2匹のしもべです

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